自分がまだ16だったときかな、親といろいろあって保護所で生活してたんだよね。
そん時に寝泊まりしてた部屋が12畳の畳部屋だったんだよ。4人部屋なんだけどさ、自分問題児過ぎて一人だったんよ。
毎晩毎晩畳のきしむ音が聞こえんだよね。まぁ、建物自体が古いってのもあったんだけどさ。
そーゆーレベルじゃなかったかなあれは(笑)
ベランダにつながってる窓?とかもやばくて、コンコン…カツッ…がだがだがだ…
みたいなね(笑)マジで半泣きよ(笑)
建物自体鉄筋コンクリート造りだったから音はあんま響かないはずだったんだけどね。
隣の部屋?壁の手前?わかんないけどドンッって聞こえたりさ。
干してたタオルとかもパチンッとか言って洗濯ばさみから落ちるんよ(笑)廊下のすりガラスも結構やばいし(笑)
一番怖かったのはね、同じ部屋にあたらしいこがきたんだよ。その子が寝た後かな、ギシッギシッギシッ…ボスッ…って聞こえたの。
聞きなれない音だったから音のしたほう見たんだよね。そしたらさ、新しく入ってきた子のかけてる布団の上がさ、くっきり人型につぶれてたんだよ。ほら、布団の上にのぼったらそこがへこむじゃん?あれと一緒。
そん時ちょうど見回りの職員が来てさ、「早く寝なよ~」って言ったんだよね。だからあたしもいつも通り「おやすみ~」って言ったの。そしたらそれに続くように「なさい」って後ろから聞こえたの。
あたしに合わせて新しい子が「おやすみなさい」って言ったのかと思ったんだけどさ、寝てるんだよね。
その子の顔のぞいたらさ、すっごい笑ってたの。マジで怖かったねあの日は。