もう20年近くも前の話ですが、当時サラリーマンで出張の時に利用した大阪のシティホテルでの事です。その日は突然の出張の為ホテルの予約もなしに出掛けて仕事の後行きつけのホテルへ電話をいれると満室とのこと。他のホテルも軒並み満室。困り果て大阪の街を歩きながらホテルを探しているとかなり大きめなホテルを見つけてダメもとで入ってみました。すると何故か1室だけツインスイートという部屋がありますと言われ即決。ラッキーと思っているとフロントの方が料金はシングルでいいですとまたまたラッキー!
部屋へ入る時にちょっとした違和感がありましたが部屋はかなりの広さがあり調度品も豪華だったのと疲れもあったせいか着替えもそこそこにベッドに横になってしまいました。気づいた時には何故か部屋の照明も消えていて着替えまでしていました。部屋の明かりは窓から入ってくる光で薄暗い感じで暫く布団を肩まで掛けて天井を見つめていましたがふと出入口のあたりに何かの気配を感じた直後にベッドの下の方からなんとも苦しそうな呻き声が聞こえてきて足の方から這い上がって来ました。それは徐々に上の方に向かって上がって来るのですがかなり自分の骨が軋むのがわかるくらいおもかったです。いよいよ顔の近くまで来た時に出していた手に冷たいものが触れて体が布団を掴んだまま横向きになり直後に何かが背中あたりにドスンと落ち呻き声を上げていました。その後の記憶が無いのですが気がついた直後に早々にホテルをでました。