昔、警備会社で働いた事があります。警備法でアルバイトでも入社時必ず一定時間必須で研修を受けさせられます。
その中に、変な研修がありました。縄の切り方と外し方です。講師に聞いてみると夜間巡回でビルの施錠後
各階の部屋の施錠の確認とトイレ(男女とも個室中心)を懐中電灯一本で一人で周ります。廊下やトイレの電灯は
消し忘れ防止の為、つけません。夜中の12時過ぎ頃 最上階から地下まで全ての部屋のドアノブ施錠とトイレの
個室を見て回るのは、ホラーゲームより怖いですよ。ある時、ある女子トイレを見終わってトイレを出る前、
手洗いの鏡に懐中電灯が当たった瞬間、自分の姿と背後の個室が写し出され、個室内に研修で習った物体がぶら下がって
いました。振り返って懐中電灯をその個室に当てると何もありませんでした。多分過去にあった残像怨念でしょうね。
このとき研修でなぜ講師が縄のことを話したのかわかって納得しました。
不景気の中、職がなく警備員になられる方もいらっしゃると思います。1号警備(施設警備)の夜勤に就かれる方は
気をつけて巡回してください。トイレ個室の首吊チェックを見逃して放置すると責任を問われますから・・