小さな小屋があるタイプのバス停。このバス停では午後11時11分になると何か装飾された箱を抱えた古い服装の女性の幽霊が立っていることがあるという。この付近で事故があったわけでもなければ、事件があったという記録もない。一つ考えられるとすればバス停の隣の招魂碑だが、招魂碑というのは終戦後どんな場所にでも盛んに建てられるものだ、ここだけ何かあったというのも考えにくい。だとするとこの女性はなぜここに、そして午後11時11分という限定的なタイミングで現れるのだろうか?