佐原精神科、佐原の廃精神病院と呼ばれていた廃精神病院の跡地。佐原精神科は1970年代に開業し、1980年代後半に閉業した精神病院で、赤い屋根に白い外壁の長方形の建物が特徴だった。1984年から周囲の付属施設が解体され、2000年代には長方形の隔離病棟?のみが朽ちた状態で取り残された。その朽ちた隔離病棟というインパクトからか心霊スポットという噂が立ちはじめ、とっくに閉業しているのに夜中に無影灯が光っているという目撃情報や、窓から看護婦が歩いているのが見えたなどの報告が多数寄せられ、一時期は千葉県最恐の心霊スポットなどと呼ばれていたのだが、不法侵入が相次ぎ近隣から苦情が寄せられたため2011年に解体。現在跡地には鬱蒼とした森と空き地、病院現役時代の門のみが残されている。のだが、建物が解体されても幽霊というのは簡単には消えてくれない。解体後からというもの跡地の森から叫び声や窓を叩く音、芝生ではなく床を走る音などが聞こえるようになったという。霊感のある人間は跡地の前を通ることすらも拒絶したと。現在千葉県最恐と呼ばれているホテル活魚などもあるが、建物が残っていたらこちらのスポットが千葉県最恐と呼ばれていただろう。