県民公園太閤山ランドは富山県射水市(いみずし)にある都市公園で、1983年7月16日に「にっぽん新世紀博覧会」の会場としてオープンした。
園内にはいくつかの池があるが、公園北東の駐車場近くにある女池(めいけ)には人柱伝説が伝えられている。
昔、雨が降るたびに堤防が決壊するため池があった。村人はそのたびに工事に追われ、何かいい方策はないかと考えていた。するとある尼僧が、自分が人柱になると志願した。村人が尼を人柱にして堤を造り直すと、不思議とそれ以降いくら雨が降っても堤が切れることはなかった。また尼が人柱になったことから、この池は女池と呼ばれるようになった。
そして、雨が降ると決まって池の真ん中から大きな白蛇が顔を出した。この白蛇は人柱になった尼僧の化身だと言われている。
この伝説では尼僧が自ら人柱を志願する美談として語られているが、実はこれには異説もあり、旅の尼僧を無理矢理人柱にして堤に埋めたという話もある。もしこの話が本当だとすると、無念の内に亡くなった尼僧の霊が出る可能性がある。尼僧の遺体は、現在も下流側水門脇に立ち姿で埋められてるらしい。
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