「有馬街道」は夏の夜に蛍と、この世ならざるものが出る名所だそうです。
勾配がきつく曲がりくねった狭い山道のため地すべりもあり、
何より車両事故が多く注意(※下記参照。心霊とは無関係なので読み飛ばし可)が必要とされています。
それを前提としてなお、地元では十年以上前から有名な心霊スポット。
まだ投稿が無かったようなので掲載します。
※フットブレーキを頻繁に使うとブレーキが利かなくなる「ペーパーロック現象」が発生するため充分注意(エンジンブレーキを多用し車間距離を充分とる。後続車にわかるよう信号近くでの減速とブレーキランプを多用する等)が必要な道路だが、他が有料道路なので利用者の多い国道。
ここは夜に通ると、霊が現れて車両事故を起こすというもの。
私は怖がりなのに霊感があり、有馬街道は確かに夜通ると不気味。
車からは絶対降りたくないとさえ思った事があります。
そんな訳で、実体験は(夜近づかないように用心している私ではなく)親しい友人から聞きました。
友人は霊を見たことなんかない。むしろ、信じない女性でした。
地元の有馬街道が心霊スポットだなんて、「笑える」ぐらいで気にも留めていなかったそうです。
だから、有馬街道は普通に走っていました。
その夏の日も、
中央区から一人、帰宅するために車を運転して有馬街道を走っていたといいます。
途中、「その他注意(三角形に「!」マーク)」の標識がある場所を通過しました。
木がたくさん生い茂っているので、標識は半分ほど枝で隠れています。
(現在は分かりませんが、少し以前まで隠れている事が多くて苦情が出ていたとか)
こんな整備もいまひとつの場所だから霊が出るとか言われるんだろうな、と思った途端、
理由も無く、ぞっとするような気配を感じたのだそうです。
その直後
足元が冷たくなり
脚が、動かなくなったそうです。
慌てて目線をおとしたら
白い手が、自分の足首を掴んでいて、さらに
白い女の頭がゆっくりこちらを見上げてきたそうです。
冷や汗が出て、でも声は出ない。脚も動かない。
ハンドルを持つ手も動かない。
目の前にはカーブが迫る。
このままでは、死ぬ!殺される!
本気でそう感じたそうです。
必死でハンドルを切ると、ようやく体が動きました。
白い女は、もうどこにも居ませんでした。
友人はパニックになりながら、死んだ祖母に向かって「守ってください」とお願いしながら
何とか無事帰宅したそうです。
車から降りるとき、白い女が乗ってきてはいないか、気が気でなかったといいます。
この心霊スポットは、ガードレール下が急斜面となっており、運転を誤まって落ちれば大惨事です。
友人は、私に
「霊の見えるあなたは、この体験をどう思う?」と真剣に尋ねてきました。
私は、
脅かすつもりは無いけれど「その他注意」の標識は、
原因不明の事故多発地帯に設けられる事もあるらしいので、
やはり夜には注意が必要だと思うよ、と答えました。
その後、友人に不幸などは起きていません。
私が話を聞いたときも、彼女に悪い気配はありませんでした。
彼女の祖母が守ってくれたのかもしれません。
車から、車道に立つ女を見た。
車に乗せてしまった。
いつの間にか乗ってきていた。
帰ったら、車両に黒ずんだ手形が無数についていて、洗車しても跡が残ってしまった、など・・・
噂は多くあるようです。
それは、
事故が多くてそうなったのか
昔からそこに何かあるからそうなったのか、事実は分かりません。
いずれにせよ、事故を誘発するタイプらしいので、良い霊ではなさそうです。
余談ですが、有馬街道で何かに遭った際、
心得も無いのにお経を唱えたりすると、霊がすぐ近くにまで寄ってきたり、
余計にひどい事になるらしいです。
もし、そのときはご注意下さい。
(これは、心霊全般に言えることかもしれません)
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