筒城(つつき)神社跡は福岡県糸島市、雷山の北側斜面にある神社の跡地。元々この辺りは雷山城(らいざんじょう)と呼ばれる古代の山城があった場所のようだ。この山城は、天智2年(663年)に日本と百済の連合軍が白村江の戦いで敗れたため、大陸からの侵攻を恐れて築城したと言われている。
またこの場所には、室町から戦国期に「筒城」と呼ばれる城があったという。この城は原田氏の家臣・西重国が守っていたが、後に西氏は原田氏に反旗を翻したため、永禄10年(1567)に原田氏に攻められ、滅亡している。
・心霊現象
神社跡を示す石碑付近で、人がいないのに声が聞こえたり、白い人影が見えるなどの噂がある。前述のようにこの場所は戦国時代の古戦場と思われるので、現れる霊体は戦死した武士の霊かもしれない。
また雷山はかつて山全体に308の僧房があり、真言密教の一大道場であったと言われているため、修行僧の霊が出るという話もある。
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