小馬(こま)寺は愛知県豊田市の廃寺。矢作(やはぎ)ダム近く、標高855mの駒山山頂付近にある。その歴史は大変古く、開祖は役小角で白鳳時代(680頃)に建てられたと伝えられる。
中世には700~800人の修行僧が生活する大きな寺だったそうだ。しかし昭和46年(1971)の矢作(やはぎ)ダム竣工により、檀家のほとんどの家がダムに水没したため、住職も寺を離れ廃寺となってしまった。
本堂は平成に入ってから倒壊し、現在はがれきの山のようになっている。しかしこのお寺の見どころは、江戸末期から明治初めに建てられたケヤキ造りの立派な山門だ。4層式2階建てで、その高さは15メートもあるらしい。ところがこの山門も朽ちかけていて、倒壊は時間の問題と思われる。
この場所もどちらかと言うと廃墟として有名だが、雰囲気のためか心霊スポットと言われることもある。夜中に行くとどこからともなくお経が聞こえて来るのだとか。確かに歴史のある寺院なので、ここで生活した修行僧の念も残っているため、そのような現象が起きるのかもしれない。
小馬寺は2018年10月24日に放送された『世界の何だコレ!?ミステリー』でも紹介されている。
※廃墟には、まだ心霊スポットにはなっていないけど雰囲気が怖い場所も登録されています
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