香川県坂出市の宗教施設廃墟。聖福院は福岡阿幸(ふくおかあこう)氏という女性の教祖が、1985年に真言宗山階派として開宗した宗派で、同年にこの施設も完成。
宗教団体の活動としては、除霊によって霊障を取り除いたり、信仰によって心身の健康を得るというのが主な趣旨だったそうだ。しかし2007年ころより教祖が高齢化により言動がおかしくなり、施設を維持して信仰を続けたい信者側と対立を起こすようになったという。
その頃からこの施設も使われなくなり、実質廃墟のような状態だったらしい。その後2015年に教祖の福岡阿幸氏が逝去。宗教法人聖福院は翌年の2016年12月13日に高松地方裁判所丸亀支部の命令により解散となった。
廃墟になってから心霊スポット言われるようになったが、具体的な曰くや心霊現象の話は少ない。噂としては、誰もいない廃墟の中で足音が聞こえたり、祈りを捧げるための礼拝所である降霊殿で物音がしたり怪奇現象が起きるという話があるくらいだ。
またネットの一部には、白装束集団として知られたパナウェーブ研究所がこの宗派の運営母体だったという噂があるが、「文春オンライン」の記事では(※1)この団体の管財人である宮崎浩二弁護士の言葉を引用して、そのような事実は一切ないと否定されている。
(※1) 文春オンライン 『新興宗教の本拠地だった“ボロボロの廃墟” 「心霊スポット」と噂される現場を直撃してみると…《教団は6年前に解散》』 鹿取茂雄 2021/8/21 https://bunshun.jp/articles/-/47896
※廃墟には、まだ心霊スポットにはなっていないけど雰囲気が怖い場所も登録されています
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