篠窪隧道(しのくぼずいどう)。足柄上郡大井町にある県道708号線のトンネル。このトンネルは1998年12月に完成したトンネルだが、実はそれ以前にあった旧篠窪隧道を拡張したもので、このトンネルは2代目にあたる。
旧篠窪隧道は昭和30年(1955)に竣工したトンネルで、道幅は4mほど。照明もないトンネルだったといい、トンネル内に女性の霊が出る、女性のすすり泣く声が聞こえるという噂があったそうだ。
現在のトンネルは道幅も広く、照明も明るいためそれほど雰囲気はないが、心霊の噂は健在らしく「夜中に篠窪トンネルを通るとサイドミラーに女性の姿が映る」、「老婆の霊が現れる」という噂があるらしい。
また篠窪隧道とは若干ずれるが、小田原側(西側)からトンネルを抜けると道は下り坂になり、その下った先の脇道を左に入ると三嶋神社がある。この神社には入口の鳥居横に樹齢800年とも呼ばれる椎(しい)の木の大木があり、地元ではパワースポットと言われているが、残念ながら昔この大木で首吊り自殺も発生している。そのためこの神社も肝試しスポットになっているようだ。
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