紫竹山児ヶ滝不動明王(しちくざん ちごがたき ふどうみょうおう)。「稚児ヶ滝不動尊」や「稚児の滝」と呼ばれる。この場所は安倍宗任(あべの むねとう)の子、千世童子(ちよどうじ)を祀る史跡だという。
前九年の役で安倍頼時は討たれ、その子貞任、宗任は仇を討とうと身を隠しながら諸国を転々としていた。宗任は一時期その子千世童子と共に、丹後の山奥にあるこの不動堂に身を隠していた。
しかし源氏方の追手が近くに迫っていることを察し、足手まといになる千世童子を泣く泣く刺殺し、遺体を不動堂の傍(かたわ)らに葬ったという。宗任はその時、墓標として自分の愛用していた紫竹の杖を千世童子の墓の上に立てた。すると不思議なことにその紫竹の杖が根を張り、千世童子の墓の周りには竹藪が出来たと伝えられる。そしてこの故事が紫竹山稚児ヶ滝の名前の由来になっている。
しかし史実によれば、安倍宗任は源義家(八幡太郎義家)に降伏後、伊予(愛媛県)に流されたとされ、この伝説がどこまで本当なのかは分からない。
どちらかと言うとパワースポットなのかもしれないが、上記のような話が伝わるため心霊スポットと言われることもあるようだ。
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