霞城公園(かじょうこうえん)。南北朝以来最上氏の居城であった山形城の跡地にある公園。明治から第二次世界大戦の終戦まで、山形歩兵第三十二連隊が駐屯していた場所でもある。
この公園にはかつて「血染めの桜」と呼ばれる桜があったそうだ。場所は旧山形城の二の丸辺りに立っていたそうだが、残念ながら昭和32年(1957)に枯れて倒壊したという。
この血染めの桜の逸話はこんな話だ。戦国時代、山形城主であった最上義光(よしあき)は、敵対する谷地城主の白鳥十郎長久と和議を結ぶ振りをして、自分の娘を白鳥十郎に嫁がせた。その後自分が病気だと偽り、白鳥十郎を山形城に見舞いに来させ、十郎の家来もろとも斬殺し、遺体を北側の堀に捨てた。その時、白鳥十郎の返り血を浴びた桜の木が「血染めの桜」なのだという。
戦時中に駐屯していた歩兵連隊の隊員の中で、この付近で武者の霊を見たり、人影を目撃したという報告が相次いだと言われている。
また終戦の時に駐屯していた軍人が集団で桜の木で首吊り自殺をしたという噂もある。最近では公園内での首吊り自殺が何件もあったと言われており、自殺者の霊もさまよっているらしい。
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