心霊スポットとして有名な清滝トンネルとの兼ね合いで話題に出ることも多い廃墟。このケーブルカー路線は、愛宕山山頂にある愛宕神社に参詣するため、昭和4年(1929)に愛宕山鉄道によって敷設されたもの。
どちらかと言うと廃墟、遺構として有名だが、過去にこの山で滑落死した人がいてその霊が出るという噂がある。
路線跡にはトンネルが6つあるが、3番目と5番目のトンネルは土砂に埋もれていて現在通行できない。滑落死した人がいるという噂なので、探索する場合は十分に注意する必要がある。
余談だが、愛宕山鉄道はこの辺り一帯を一大リゾート地として開発する計画だったらしい。心霊スポットとして有名な清滝トンネルも、本来は愛宕山鉄道によって作られた鉄道用トンネルで、この路線は嵐山駅から清滝駅を結んでいた。ケーブルカーが完成した翌年の昭和5年(1930)には、愛宕山ホテル、飛行塔のある愛宕山遊園地が完成し、ほかにもスキー場やテント村もあったという。
しかし運の悪いことに、その後すぐに起きた世界恐慌の影響で業績は低迷し、さらに太平洋戦争に突入したため、愛宕山鉄道は不要不急線に指定され、戦中時の軍需物質不足に伴い鉄道のレールも軍に供出することになった。このため昭和19年(1944)に愛宕山鉄道は廃線となり、同時にホテルなどの施設も閉鎖された。
※廃墟には、まだ心霊スポットにはなっていないけど雰囲気が怖い場所も登録されています
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