福岡から熊本にまたがる巨大炭鉱で、石油がエネルギーの主役になるまで日本最大級の生産量を誇っていた。
明治から昭和初期にかけて囚人が多く働かされていた歴史があり、余りにも過酷な労働から「修羅坑」と言われ多くの死者が出たと言われる。亡くなった囚人の遺体は近くの古井戸に捨てられ、古井戸からは夜な夜なうめき声が聞こえて来たという。
また高度成長期の1963年11月9日には炭坑内で爆発事故が起こり、戦後最悪となる458人の犠牲者と839人の一酸化炭素中毒患者を出した。(三井三池三川炭鉱炭じん爆発)
このため炭坑内には囚人や事故死した作業員の霊がいまだにさまよっていると言われており、坑内に入ると霊に足を捉まれると言われている。また炭鉱跡に車で肝試しに来たら、フロントガラスに手の跡が付いてた、囚人の霊が車に乗って来たなどの話も聞かれる。
まただいぶ昔の話になるが、炭鉱近くの勝立町(かつだちまち)にはこんな話もある。
勝立町に小さな泥橋があり、そこに痩せこけた男性の幽霊が立っているのだと言う。この男の霊は通りがかる人に「わしはどこへ行ったらええんじゃろ」と話しかけて来るらしい。そしてこの男の霊に会った人は、いつまででも夢にうなされ続けると言われている。この泥橋の場所は不明で、おそらく今は新しい橋に架け変えられている可能性が高い。よって本当に痩せこけた男の霊が出るのかは、今となっては分からない。
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