北九州市内で落差最大の滝。夜に行くと滝の近くの水子地蔵が怖い雰囲気を出している。
女性の霊が現れるとか、滝の流れに人の姿が浮かび上がるという噂。他には滝の近くで耳鳴りがする、白蛇の祟りにあうという噂もある。白蛇と言うのは、おそらくこの滝に伝わる悲恋伝説から来ているのだろう。
その話は大体次のような内容。昔、香月の里に歌姫という美しい娘がいた。そしてその歌姫に心を寄せている熊彦という若者がいた。ある日熊彦は、自分の思いを短冊に和歌として書いて、これを歌姫の家の梅の木にかけておいた。
歌姫は胸が熱くなり、この歌の主を探した。ところがこれを知った金持ちの息子、蔦麿(つたまろ)は、自分が歌を詠んだと嘘をつき歌姫と結婚した。熊彦は今さら自分が歌の主だとは言えず、失意のあまり菅生の滝に身を投げて死んでしまう。
しばらくして歌姫は高熱に悩まされるようになり、どこかの滝つぼに浸る夢を見た。歌姫はこの滝つぼに行ってみたいという思いに駆られた。物語の細部は省略するが、その後とうとう歌姫は菅生の滝にたどり着く。すると滝つぼから白蛇が現れて歌姫の体に巻きつくと、そのまま滝つぼに沈んでしまった。もちろんこの白蛇は、滝つぼに身を投げた熊彦が変身したものである。
どんな幽霊が出ましたか?
少年0
男性1
老爺0
動物1
少女0
女性19
老婆0
正体不明1
↑ボタンをタップすると投票できます(3回まで)