魑魅魍魎狩籠の丘(ちみもうりょう かりごめのおか)、単に狩籠の丘とも呼ばれる。比叡山四大魔所の一つで、その昔、伝教大師最澄が都に跋扈する魔物をこの地に封印したと伝えられている。
延暦寺東塔から奥比叡ドライブウェイを1キロほど北に行った場所にそれはある(西塔釈迦堂の近く)。ドライブウェイに面する広場のような所で、ほとんどの人が気づかずに通り過ぎてしまう場所だ。円錐状の石が約9メートル間隔で3つ置かれ、正三角形を形成している。伝説によれば、最澄は都の南東に跋扈していた魑魅魍魎(魔物のこと)を追い立て、鬼門(北東)のこの地に封印したという。この三角形に配置された石の中心に魔物が封印されているのだ。
ちなみに延暦寺が公式に認めているのは三大魔所(天梯権現祠、慈忍和尚廟、元三大師御廟)のみで、狩籠の丘は含まれていない。なぜ公式には認められていないのか?それは狩籠の丘がそれだけ危険で、むやみに近づくべき場所ではないからだと言われている。
千日回峰行を行う僧も、ここを通る際は提灯のロウソクを取り換え、古いロウソクを石の横に立てて法華経を唱える。それは、以前にここでロウソクの火が消えた、または魔物の姿を見たという話があり、結界を守るためこのような儀式を行っているのだとか。
こういう話を聞くと、魔物は封印されているとは言え、やはり素人の一般人はあまり近づかない方がいいのかもしれない。もし近づく場合にはそれなりの覚悟が必要だ。
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