イギリス南部にあるレミントンスパーに住む14歳の少年が修学旅行中に心霊写真を撮ったとして話題になっている。修学旅行で訪れたのはアラスの戦いによって命を落とした戦死者の埋葬地があるノイヴィル・サン・ヴェディスト。
広大な墓地を訪れた生徒たちは写真を撮影。ミッチ・グローバー君もその中の一人だった。
「適当に4枚ほど連写したよ。後で一番写りが良いものを残そうと思って」と話すミッチ君。撮影したのは1917年4月に亡くなったイギリス第114陸軍連隊が葬られている場所だった。撮影時は何も感じなかったという。
修学旅行から帰り写真を見ていたときだった。ミッチ君は部屋から飛び出して母親のいる2階に駆け上がった。「ママ!兵士の幽霊が写っているよ!」
最初は半信半疑だった母親も写真を手にすると息子の言っていることは真実だと確信した。「すぐに息子と一緒に全ての写真を確認したわ。でも写っていたのは1枚だけ」と語っている。
写真の兵士はキルト衣装の軍服を着てタマシャンター帽を被っているように見えるという。タマシャンター帽とはスコットランド地方のウール帽のことだ。ミッチ君が友人たちに写真を見せると、ミリタリーに詳しい友人が「この征服はスコットランドの陸軍連隊かもしれないよ」と説明したそうだ。
調べてみるとたしかに当時のイギリス軍にはスコットランド北部出身者で結成された陸軍連隊が存在していたようだ。