2008年6月14日、高穂町の尻相撲大会の様子を生中継で笑えない事件が起きた。中継中に急遽尻相撲に参加することになった柳田哲志アナウンサー。戸惑う様子を見せながらもやる気十分。対戦相手の女性に尻で押され田んぼに落ちるさいに水泳の飛び込みをするような恰好で頭からダイブ。これがいけなかった・・・。
田んぼは想像以上に固く深さもない。首にダメージを受けてしまい頸椎骨折。ヘリコプターで熊本市の病院まで搬送され手術が始められた。命に別状はなかったものの半身不随に。「99%寝たきりになるでしょう。車いすに乗れるようになれば万々歳」という医者の宣告に「1%でも可能性はあるんですね」と柳田アナは希望が膨らんだという。
派手なリアクションを取ろうと田んぼに首から突っ込んでしまったのは自業自得ともいえるかもしれない。しかしテレビ的に面白いと思っての行動なのだから柳田アナを責めることはできないだろう。
実際に柳田アナが飛び込んだ瞬間スタジオは大盛り上がり。顔を田んぼに沈めたままの柳田アナを見て周りの参加者やレポーターたちも泥をかけたり頭を叩いたりしている。まさかこのとき事故が起きているとは誰も思っていなかったのだろう。
スタジオからの「大丈夫?」という問いかけに僅かに首を振りながら小さな声で「起こして・・・起こして・・・」とつぶやく。
柳田アナも可愛そうだが対戦相手の方にとっても気の毒な事故だ。いくら生放送とはいえ少しでもおかいしと感じたらすぐに中断して安否を確認するくらいの気持ちが必要だということを感じさせられた場面だ。
ちなみに柳田アナは2010年8月には補助器具を使って自分でブログ記事を更新している。記事によると髭剃りの訓練を行っている最中とのこと。