私が小学校3年生のときの話をしましょう。怖いと言うよりかは不思議なお話です。
私と友達3人は、学校で集合して午後3時に学校を出ました。みんな確認したので間違いありません。
学校を出てから学校近くの小さな茂みに行きました。その茂みは友達のお父さんが一部管理しているものです。
昔飼っていた金魚のお墓が土の下に埋められているのです。私達はその金魚のお墓の近くにあった丸太に乗って遊んでいました。
友達の一人が丸太から落ちて、金魚のお墓を踏んでしまったのです。
その15秒後、「ファーーーーーーーー」という美しい高い声のようなものと、近くに川などないはずなのに川の流れのような音が聞こえたのです。
これはまずいと思い、茂みから急いで走って立ち去りました。高い音と川の音は、茂みを出たら聞こえなくなりました。
学校に着いて、時計を見てぞっとしました。3時だったのです。どの時計もみんな3時を示していました。
そう。出た時間と帰ってきた時間が一緒だったのです。
後々みんなに聞くと男子はみな低音とせせらぎの音、女子はみな高音とせせらぎの音が聞こえたといいます。
私の体験した本当のお話です。一体どうなってたのでしょうか?私達はその後「神隠し」と言って二度と茂みに行かなくなりました。