自分はよく中古レコードや
中古のミュージックテープや
中古CDを買うのが好きで
オークションや
フリマサイトを利用しては
落札や購入をしている。
さて、
自分の好きな音楽のジャンルは
童謡。
むかしテレビ番組や
ラジオ番組で歌われた童謡の中古レコードや中古のカセットテープ、中古CDを中古で集める事が多い。
なかなかCD化されない盤も
多い上に
番組によってはファンがいて
コレクションする人もいるぐらいだ。
それで自分は「たくさんコレクションが集まって来たので嬉しいなぁ」と思った矢先、
ある意味、
不思議な事が起きた。
夜、寝ていると
どこからか子供の声が
聞こえて来た。
「キャハハ」という笑い声。
それで目が覚めた。
でも、部屋を見まわしてみても子供はいない。
窓の外をみても誰もいない。
ちなみに、枕元に童謡のカセットテープとラジカセを置いて寝ていた。
ラジカセを枕元に置いた理由は子守唄みたいにウトウトして
すぐ眠れる様に。
それで自分は
「まぁ気のせいだろう。」と
思った。
しかし、その後も幾度か
子供の声が聞こえてきた。
そして、その謎の子供の声が
聞こえた日から3ヵ月後、
ある晩にいつもの様に寝ていた。
もちろん、ラジカセで
童謡を聴いて寝ました。
その月は猛暑が続いて、
部屋も暑くなるほどで、
特に集めたレコードの盤が
反るのを防ぐために
部屋のスライド式のドアを
半分開けていました。
それぐらい暑い日が続いた
ある晩に起きたのです。
その日、ぐっすり眠っていたら
何やら子供が話しかけてきました。
「ねぇ....ねぇ....」
自分はあまりにもうるさいので
「はい?。なんだい?」と
答えました。
しかし、ハッと目が覚めて
起きてみたら誰もいません。
「まさか夢でも見てたのか?。」
「いや、これまで何度も子供の声を聴いたから間違いない。」と思ったのです。
それから、自分は今まで集めたコレクションの半分を売ったり、処分しました。
すると、部屋の空気が軽くなり、なんだか明るいのです。
「あれ?いままでこんなだったかな?。」
それから、実家に帰り、
母に聞きました。
すると、
「ああ、座敷わらしだと思うよ。いい事あるかもね。」
「へぇ、、でも、怖いなぁ」
それからさらに3ヵ月後、
母から思いがけない報告がありました。
「あのねぇ。母さん。再婚する事になったの。それであなたの事も迎えてくれるそうよ。相手は公務員の方で職業が警察官。あなたが小さい頃に好きだったドラマの職業の人よ。」
「へぇ、良かったね。実は僕も報告があって、一応、就職が決まった。いままで、母からお小遣いもらってたけど、これからは自分で買うよ。あと、将来は公務員の事務で働くつもりだから。母さんいままでありがとう。」
「いいのよ。」
そう、子供の声は
座敷わらしだったのです。
でも、怖かったなぁ。。