東篁公園(とうこうこうえん)。こども歴史文化館の向いにある小さな公園。この公園には曰く付きの木があるという。なんでも、伐採しようとすると必ず怪我人が出るので伐採することが出来ず、触っただけでも災いが起きるとも言われるため、呪いの木と呼ばれ恐れられていたらしい。
しかし、さしもの呪いの木も2012年初めに積雪で倒れてしまい、現在は切り株が残るのみだ。木が倒れた際、倒木は撤去したものの、やはり祟りを恐れたためか根を掘り起こして撤去することはしなかったので、現在切り株だけが公園内に中途半端に残されている状態だ。木の種類はおそらく椋(むく)の木ではないかと言われている。
では、なぜこの木が祟るのかという理由だが、噂によるとこの場所には昔墓地があり、さらに墓地の前には処刑場があったという。そのため、この木には処刑された罪人の怨念や浮かばれない墓地の霊が取り憑いているという話だ。
本当に墓地や処刑場があったのか、動画配信者の「チカモリ情報局」様が調べたところ、処刑場の事実は確認出来なかったものの、実際にこの場所には足山中墓地という墓地があったのは事実だという。小さな火葬炉が備えつけられた墓地で、この地方で三昧(さんまい)と呼ばれるものだったらしい。
ちなみに、昭和25年(1950)の足山中墓地移転の際、墓地から石棺が発掘され、この石棺は幕末の儒学者であった吉田東篁(よしだとうこう)のものと判明。これにちなんで、公園は東篁公園と命名された。
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