名古屋市守山区の八竜緑地内にあるため池。江戸時代の地誌『尾張徇行記(おわりじゅんこうき)』には「釜ヶ須池」と書かれており、少なくとも江戸時代からあるため池のようだ。
池の真ん中にはお地蔵さんが立っているため地蔵池とも呼ばれる。そしてどうもこのお地蔵さんが曰く付きらしく、心霊スポットと言われている。お地蔵さんの由来について、守山郷土史研究会会報『もりやま』第7号には次のように書かれている。
「戦後間もないころ、新池に入水自殺する人が三人も続いたので、その霊を弔うために建立されたものと聞いた。竪樋の上に立つ珍しい地蔵である」
そしてこの地蔵にはもう一つ曰く、というか因縁譚めいた話がある。このお地蔵さんは南を向いて立っているが、そのお地蔵さんの見ている先が「名鉄瀬戸線脱線転覆事故」の現場という話だ。これは1948年1月5日に起きた事故で、現在の大森・金城学院前駅の東約450m程のカーブで列車が脱線し、36人が死亡、153人が負傷する惨事となった。
池の地蔵がいつ頃建立されたのかは不明だが、もし脱線事故よりも前に建てられたとするなら、何か因縁を感じてしまうような話ではある。
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