香盤池(こうばんいけ)。明石市魚住町、国道250号線(明姫幹線)の金ケ崎南交差点の南西角にある池。
その昔、行基上人(ぎょうきしょうにん)が亡くなった人を弔うため、この池を造ったと伝えられる。池の中に細長く盛り土された島があり、地元では「この池に一歩でも足を踏み入れると祟りがある」とか、「島の中の木を1本でも切れば祟りがある」という言い伝えが残されている。
上記のように、もともと池周辺は両墓制時代の埋め墓(埋葬地、土葬地)であり、このような土地は三昧(さんま)と呼ばれていたらしい。昔は島の上で野辺送りをしてから土葬していたとも言われる。
さらに天正8 (1580)年に、織田信長の命で羽柴秀吉が三木城を攻撃し落城させている。落城の際、三木城主であった別所長治(べっしょながはる)は自害し、城に籠城していた人間は皆殺しにされ、この地に埋葬されたという伝承もある。実際、以前池近くの水田を開発した際、多くの人骨と六文銭が発見されたそうだ。
兵量攻めの末、皆殺しにされた兵たちの怨念は相当強いと思われ、「祟りの池」と呼ばれる理由はこの辺りにあるのかもしれない。
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