食料難のために働く事のできなくなった老人は息子に背負われデンデラ野へと連れて行かれました。
デンデラ野は生きた者墓場とされ、ここに連れてこられた老人は生死に関わらず故人として扱われました。
背負われた親は道中、木の枝を折り続け息子に「この枝を目印に迷わず帰れ」と最後の言葉を告げたそうです。
親は最後まで子を想い、子に迷惑がかかると分かれば自らの命をも捧げる覚悟もできる。
そんな切なく悲しい伝承が残っている場所です。
しかし覚悟を決め切れず悔いを残したまま逝ってしまった老人は成仏しきれずに霊魂となって彷徨っていたという話もあります。
今まで暮らしていた村に帰りたい、子供と一緒にいたいという強い念は、男性が死ぬと鈴の音、女性が死ぬと泣き声となって風にのって村まで聞こえてきたと伝えられています。
老人の霊が現れる、すすり泣く声が聞こえてくる、心霊写真が撮れるといった噂が広がり心霊スポットとして扱われるようになりました。
どんな幽霊が出ましたか?
少年2
男性7
老爺4
動物2
少女2
女性5
老婆3
正体不明3
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