九六位峠(くろくいとうげ)。県道21号線、大分市と臼杵市の境にある峠道。
この峠道では女性の霊が出るという噂がある。また九六位トンネルの方でも霊が出ると言われているらしい。女性の霊と関係しているかは不明だが、平成13年(2001)には九六位峠で殺人事件があったようだ。
裁判記録によれば、建設機械リース会社を経営していた加害者の男が、前職場(A社)の事務員(B子)をそそのかし、A社の約束手形を偽造し現金を詐取した。しかし手形は必ず決済されるもので、詐欺がバレそうになるとB子は罪の意識にさいなまれ、自分を殺して生命保険で弁済してほしいと加害者に頼んだという。加害者はその時B子と不倫関係にあり、悪いのは自分であり、一緒に死のうと心中を持ちかけたとも言われている。そして平成13年(2001)7月6日ころ、加害者は車で九六位峠に向かい車内でB子の口や鼻の上にガムテープを貼り、窒息させて殺害したという。
その他に心霊と関係ありそうな話としては、日豊本線の鶴崎駅近くに鎮座する姫之宮春日社の伝説がある。それによれば南北朝の武将、大友氏鑑(おおともうじあき)が大友親世(おおともちかよ)に滅ぼされた時、敵の手に掛かるよりはと、乳母は氏鑑の娘を自らの手で殺し、姫を葬ると目印に楠の木を植え、自身は九六位峠で自害したという。やがて姫の墓標となった楠木の横に姫の供養のために社が建てられ、これが姫之宮春日社の始まりだと伝えられている。
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