竹谷(たけだに)神社。宮崎県延岡市大峡町、可愛岳の南麓にある神社で天孫ニニギノミコトなどを祭る。
神社の創立は江戸時代の明和11年(1771)で、神社の由緒には次のような話がある。1771年3月、大峡村の百姓、長佐ヱ門は長い病に苦しんでいた。ある夜、長佐ヱ門の夢に白髪の偉丈夫が現れ「我は、ニニギノミコトである。汝らは信心深い夫婦である。私の骨を納めたのは此の可愛岳の麓で、谷の上に竹が繁っているところに六尺ほどの大石がある、この石を立て祈願すれば、病はたちまち平癒しよう」というお告げと受けた。
長左ヱ門が山の中に入ると、果たして夢のお告げの通り竹の繁るところに大石があり、これを祀った所、病気はたちまち平癒したという。
それ以来、この神社は病気平癒にご利益があり神社として知られ、言わばパワースポットであるが、その一方で霊が出るという噂もある。それは山の中にある神社までの道中、また神社の境内で兵士の霊が出るという話だ。
この兵士の霊については明治10年(1877)に起きた西南戦争が関係しているかも知れない。それと言うのも、熊本城攻め、田原坂の戦いなどで敗戦した薩軍は、可愛岳を超えて薩摩に退却したと言われている。このような歴史的背景から、神社付近で目撃される兵士の霊は退却途中で力尽きた薩軍兵士の霊の可能性がある。
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