この海岸では水難事故が多く、古くは姥(うば)捨て伝説も伝えられている。
言い伝えによれば、昔の出来島海岸には弁天崎と言う小さな島のような岬があって、口減らしのためそこに老人を捨てていたという。そしていつしかここでは亡くなった老婆が鬼になって出るとささやかれ、人々はその場所を鬼の出る島「出鬼島」と呼び、普段は近づかなかったそうだ。
姥捨て伝説に加えて、この海岸では水難事故も多い。ひと昔前まで、この海岸では毎年のように沖に流されて亡くなる人がいた。あまり水難事故が多発するのでこの場所を「溺死魔」と呼ぶ人もいるくらいだ。さらには海岸のシャワールームでは以前首吊り自殺があったという話もあり、地元では恐れられている場所らしい。
実際、海水浴中に溺れかけたと言う人の話があり、その人によれば水中で何者かに足を引っ張られたのだという。その人は近くにいた人に助けられたため大事には至らなかったが、ここで亡くなった人の中には、水死者の霊に引っ張られて溺れた人も多いのかもしれない。
また夜中に出来島海岸に肝試しに来た人によると、波の音に混じって、何者かがうめき声のような声でお経を唱えるのが聞こえ、海面を人影が横切るのが見えたという。
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