奈良時代に沙門逸海によって創建された由緒あるお寺。四国八十八箇所にならって石仏があり、ここに行けばわざわざお遍路さんにならなくても、八十八箇所巡りをしたと同様の功徳が得られてしまうという優れもの。
駐車場からお寺に向かう歩行者用トンネルに幽霊が出ると言われるが、詳細は不明。お寺そのものより、この辺り一帯が岩殿山合戦の古戦場であることから心霊スポットとされているのかもしれない。
岩殿山合戦とは?室町時代の初期(1363年)、初代鎌倉公方で足利尊氏の次男である足利基氏(あしかが もとうじ)と宇都宮氏綱の家臣、芳賀高名との間に起きた戦い。両軍は岩殿山付近で戦った。激戦であったが、最終的に足利基氏が勝利し芳賀氏は敗退、宇都宮氏も降伏した。なお正法寺の北東には、この時足利基氏が陣を張った塁跡がある。
さらに時代が下って戦国時代になると、武蔵松山城をめぐる北条氏康と太田資正との攻防にも巻き込まれる。松山城奪還を目指す北条氏がここ岩殿山に本陣を置いたからだ。永禄6年(1563年)、武田信玄の援軍を得た北条氏康が最終的に松山城を落とすが、それ以前の攻防で正法寺の伽藍や門前町は焼かれている。
どんな幽霊が出ましたか?
少年1
男性6
老爺5
動物2
少女1
女性7
老婆2
正体不明2
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