現代までに存在している日本で最も古いとされている心霊写真だ。日本最古の心霊写真と言えるだろう。
問題の写真に写るのは天徳院という寺の住職で小山天領という人物。1879年に三田弥一という写真師によって撮影された。
日本最古というだけあって少し分かりづらいが小山天領の顔の横に女性の姿が写っている。奥にいた女性が変なふうに写り込んでしまったとも考えられるが、女性は被写体の手前に写っているように見受けられる。
この女性の正体は住職の妻だと言われている。夫婦仲が悪く、妻は病弱で寝込む毎日。それに嫌気がさした小山天領は看病を放棄するどころか食事も水も与えず妻は衰弱死した。
「覚えていろ、今にとり憑いてやる」と最後に言い残していたそうだ。
小山天領はこの写真を撮影してから間もなく亡くなった。死因は不明。