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相手は子供だということを忘れずに
夏の三大イベントと言えば海水浴・花火、そして肝試しですよね。
ここでは小学生から中学生ぐらいまでの子供向けの肝試しのやり方を紹介したいと思います。
ホラー映画や心霊番組など怖いけど不思議と見たくなってしまうものですよね。画面を見てしまわないように顔を手でおさえてみたものの指の隙間からそっと見てしまう、子供のころの記憶にそんな思い出はありませんか?
子供と言えど怖いものが好きなんですよね。
とは言っても相手は子供。ついつい怖がらせすぎてトラウマを作ってしまうのは厳禁。
あとで思い出したときに『楽しかった』と思ってくれるような肝だめしにしましょう。
肝試しの場所を探す
肝試しの場所といえば
墓地や廃墟などの心霊スポットが一般的ですがここはやはり子供向け、心霊スポットに拘る必要はありません。
学校の教室や近くの公園など
騒いでも迷惑をかけない場所を選びましょう。
子供のワーワーキャーキャーと悲鳴のような叫び声は結構な大音量です。心霊スポットでそんなに騒ぐと近隣住民や幽霊(?)に迷惑がかかってしまいます。
下調べはしっかりと
屋外で肝試しをやる場合は事前の下調べをしっかりとやっておきましょう。
大きな石などは子供が慌てて走り出したときに転んでしまう恐れがあります。もちろん水辺や崖の近くも危険です。
また、道に迷わないように案内板を設置したり、少し離れた場所に見張り役を立てて置く必要があるので前もってチェックしておきます。
屋内でも安心は禁物。
階段や窓の前は事故に繋がる恐れもあります。この近くでは子供を驚かさないようにやはり前もってチェックしておきます。
本番当日を想定しながら確認することが重要です。
実際の肝だめしは暗くしてやると思いますので、昼と夜、両方の時間帯で下調べをしておくと安心です。
ゴールを決めておく
スタート地点から1周して同じ場所に戻ってくるという一般的な肝試しも悪くはありません。
しかし、せっかくですから要所要所にチェックポイントを設置したり、明確なゴール地点を決めるとさらに盛り上がります。
次のアイデアを参考にしてみてください。
アイデア1.ノートに名前を書いたらゴール
ノートに名前を書いて戻ってこれるかな?
- ゴール地点となる場所にノートを置いておく
- その場所まで辿り着き全員の名前を書いたらゴール
- ノートにはあらかじめ知らない人の名前を書いておいたり、赤い文字でメッセージを書いておくと効果的
アイデア2.チェックポイントにシールを置いておく
シールを集めてこれるかな?
- 数か所にチェックポイントを作ってシールを置いておく
- 肝試しの参加者はそのシールを集めて持って帰ってくる
- より多く集めたチームの勝ち
アイデア3.キーワードからメッセージを作る
隠されたメッセージを見つけられるかな?
- 数か所にチェックポイントを作ってキーワードを書いておく
- 参加者は集めたキーワードをゴール地点のノートに書き記す
- キーワードの頭文字だけを読むと幽霊からのメッセージが・・・
こんなふうに単純でもいいのでなんらかの目的を作っておくとより楽しめます。
虫対策も忘れずに
もし場所は林の中や公園などであれば虫対策も大切です。蚊に刺されて全身かゆくなったり、傷口からばい菌が入ったりと良くないことばかり。
虫対策についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
幽霊より多い?心霊スポットでの虫対策
かゆい!かゆい!かゆい!かゆい!かゆい!
心霊スポットや肝試しから帰った次の日にこんな経験をしたことはありませんか?
探索中は興奮していて気になりませんが、家に帰って落ち着いてから身体を見てみると血が出ていた赤く腫れていたり。
幽霊の被害よりも多い虫の被害!虫対策は絶対にやっておきましょう!
お化け役の驚かせ方と注意
子供にとっては
誰もいない暗い場所というだけで十分な恐怖を感じます。
それでもお化け役を配置しておくのは大事です。
理由は雰囲気を壊さずに子供たちの見張りができるからです。
お化け役の方はお化け屋敷のように奇声を発しながら追いかけて驚かす必要はありません。
子供にとっては
ただ人が立っているだけでも結構怖いものです。驚かし方の例を挙げておくので参考にしてみてください。
子供たちをほんのり怖がらせる驚かし方
- 白い布を被って少し離れた場所に立っておく
- 物陰に隠れてかすかに聞こえるくらいの声で囁く
- 木の枝を揺らす
- 物音をたてる
- 蛍光塗料を塗ったボールなどを火の玉に見せかけて揺らす
ワッと大声を出して驚かせたりすると子供たちがパニックを起こしてしまうかもしれません。
「あれはなんだろう?」と思わせるくらいの演出が最適です。
恥ずかしがっちゃダメ!
恐がらせすぎないのも大切ですが、子供たちをシラけさせてしまわないようにするのも大事です。
ついお化け役を演じるのが恥ずかしくなって
子供たちと会話をしてしまったりすると雰囲気が台無しになってしまいます。
物陰に隠れているのを先に発見されてしまうのもマズイですね。隠れる時は慎重に。
怖がらせたいけどやりすぎない!
驚かすけどやりすぎない、そのバランス調整が難しいところです。子供がどんな反応をするかは本番でしかわかりません。
そのためには事前に子供たちがあまり怖がらなかったときの対策を考えておくと良いです。
例えば、幽霊やゾンビの覆面を被っておいてその上からさらに白い布を被ります。その状態で怖がっていればOK、怖がっていなければ布を取って覆面を見せる。
こんなふうに二段階で恐怖を用意しておくと臨機応変に対応できます。
雰囲気作り
肝試しではお化けで驚かすよりも雰囲気で怖がらせることが重要です。
見慣れた教室やひたすら草木が続く道だけでは怖さも半減。「先へ進みたくないな~」と思わせることができれば成功です。
工作が得意ならダンボールでお墓やお地蔵さんを作って配置しておくといいですね。100円ショップに売っているよく分からない置物もいいと思います。
綿を使って蜘蛛の巣を演出すると雰囲気が出ます。
音楽プレイヤーや校内放送を使って効果音を鳴らすのも効果的。お経や女性の悲鳴などが定番ですが、ここはあえて普段聞きなれているものを流すのもあり。
「○○さん、至急職員室まできてください」や休み時間や給食時間にいつも流れる音楽など、非現実的な場所で感じる僅かな日常はどことなく不気味なものです。
肝試しが終わったら
後片付けをするのはもちろんですが気になるのはやはり子供たちの反応ですよね!
子供たちの中には「全然怖くなかった」と不満を言う子もいるかもしれません。でも大抵の場合は強がりだったりするので気を落とさないでください。
不満の声も含めて肝だめしの話題が出ていれば成功だと思います。「あそこでビックリした」「おれ幽霊見たよ」などなど!
楽しかった、怖かったといろいろな会話があるとやったほうも嬉しくなるものです。
肝試しに使えるグッズ
最後に肝試しに使えるグッズを紹介しておきます。
道具がないとダメということはありませんが、驚かせたり雰囲気作りのための演出として道具を使うと効果的です。
懐中電灯
子供たちに持たせる用、お化け役と見張り役用に必須なアイテムです。
どうしても数が必要になるのでなるべく安価なもので揃えたいところですね。故障や電池残量には注意。
数に余裕があるなら、子供たちには2つ持たせてわざと1つは残量の少ない電池をセットしておくと面白いかもしれません。
おすすめのライト
100円ショップで済ませるのもありですが品質的に考えると少し不安。
高価なものを選ぶ必要はありませんが、100円ショップのものよりワンランク上のものを選んでおくと安心です。
衣装
お化け役の方は普段の恰好よりもお化け役になりきる衣装を用意しておくと気分が出ます。
白い布を被って立っているだけでも不気味ですが、例えばスーツを着てサラリーマンの幽霊を演じたり着物姿で江戸時代の幽霊を演じてみるのといい感じです。
貞子なりきりセット
お化けのコスプレと言えば定番なのが貞子ですよね。
ちょうど髪の毛で顔が隠れるので演じるほうも恥ずかしくないですし、四つん這いになって歩くだけで本物の貞子になりきれるのでおすすめです。
肝試し以外にもハロウィンパーティの仮装や忘年会の一発芸などいろいろ使い道があるので持っておいて損はありません。
顔を隠すためのマスク
こんな顔をした人間に夜追いかけられたら大人でもめちゃくちゃ怖いです。
レビューによると小学生用のイベントで使ったら好評だったようです。ただしビックリしすぎて怒られた人もいるようなので注意。
少し離れた場所からじっと立ってこちらを見ている、くらいの演出が良い感じかもしれません。
効果音とBGM
きもだめしの場所が学校ならキーンコーンカーンコーンと鐘の音を鳴らしたり、職員室へ呼び出すアナウンスなども雰囲気出ます。
肝試しで使える効果音CD
お化け屋敷のような雰囲気を出したいなら、このようなBGM詰め合わせCDを使ってみるのもありです。
屋外ならプレーヤーとスピーカーも用意しておきましょう。
コース作りに使えるもの
この通りに進んでくださいと指示を出すかわりに使えるのが立ち入り禁止テープ。
赤い文字でデカデカと「立ち入り禁止」と書かれているので子供でも分かりやすいですね。肝試しの雰囲気を壊さないのも良い感じ!
最後に
楽しく盛り上がること間違いなしのきも試しですが相手は子供。
やりすぎないように適度に驚かすことが大事。
「怖いきも試し」じゃなくて「楽しいきも試し」を目指しましょう!