米原市池下にある貯水池で、佐々木秀義(ささきひでよし)の乳母、比夜叉御前(ひやしゃごぜん)の人柱伝説が残る。
池のほとりに三島神社があり、真夜中に神社の階段の前で三島池の方を振り返ると、池の水面に女の霊が立っているのだという。また階段を上るにつれ、この女の霊は近づいてくるとも言われている。
(人柱伝説)
平安時代の末期、佐々木秀義がこの地の領主をしていた時、付近が旱魃(かんばつ)に襲われて三島池の水も無くなってしまった。佐々木秀義は心配して祈祷師に占ってもらうと、「人柱を立てれば水は枯れることはない」というお告げを受ける。
そんなある日、秀義の乳母の比夜叉御前(ひやしゃごぜん)が機(はた)を織っていると、偶然村人が人柱の話をしているのが耳に入った。これを聞いた比夜叉御前はその日の夜、機をもったまま人知れず池に身を投げ、自ら人柱となった。
これ以来池の水が枯れることはなく、今でも小雨が降る夜は池の中から機織(はたおり)の音が聞こえるそうだ。
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