庭先で立つ女性をとらえたスナップ写真である。なにげない写真であるが、レンズの手前を塞ぐかのように、何らかの物体が写真の左半分を覆っている。よくご覧いただきたい。セミロングの髪をした少女が、まるで『とおせんぼ』をするかの様に手を広げている姿に見えないだろうか。確かに、この場所に少女が実際に立っていた様にも見えるが、それにしてはあまりにも青黒い色をしている点の説明がつかない。これは浮遊霊である。漂う少女の霊が、偶然写り込んだものなのである。投稿者も、この姿に見覚えはないと述べている。青味を帯びた霊体は、さほど危険ではないが、見る者にどことなくもの悲しさを感じさせる一枚である。