住職も玄関から入れなかったいわく付きの仏間があります。住職に何があったのでしょうか？

【住職も玄関から入れなかった仏間】
私の実家には「いわく付きの仏間」があります。結構広い仏間で、祖母が元気だった頃は、檀家仲間の寄り合い所になっていました。
祖母が認知症を患い、要介護になってからは、寄り合い所は辞退させていただき、仏間を祖母の専用部屋にしました。
祖母が亡くなってしばらくして父に胃癌の肝臓転移が見つかり、「余命３ヶ月」の宣告を医師から受け、医師のアドバイスで
父が亡くなる直前まで仏間で余生をおくらせました。父の様態が悪くなり、病院へ入院させ、母は病気快癒祈願で毎日、仏間の窓
を締め切って、お経をあげ続けていたそうです。ある夜、母がお経をあげている時、人の気配を感じ、振り向くと、祖母と父が
後ろに座っていたそうです。まもなく実家電話が鳴り、取ると「父様態急変、すぐ来院してください」との病院からの電話でした。
病院に駆けつけてほどなく父は霊山に旅立ちました。父の遺言で「葬儀は自宅の仏間で行う」とのことで、知り合いの葬儀屋に
仏間に祭壇を設け（その祭壇も生前、父がアルバイトで葬儀屋で作りかけていた祭壇でした）父の宗派の住職を葬儀に呼びました。
すると、不思議な現象が起こりました。喪主である私が住職を玄関から仏間に案内しようとすると、住職は、脂汗を流しながら
震えた声で「ここから、仏間へは入れない、入れない・・」とつぶやき、なんと、仏間の庭側のベランダの窓を開けて入ってきました。親族一同驚きましたが、無言でした。葬儀も終わり、霊柩車が出ると、住職は、供養料袋をひったくるように脱兎のごとく
我が家から出ていきました。あれから住職は、実家には来ていません。何があったのでしょうか？

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