お祓いの効果がある祝詞「禊祓詞」の読み方と意味を紹介
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祝詞がお祓いに効果がある理由
祝詞とは「のりと」と読み
神様にお願いごとをするときに使われる言葉です。
仏教でいうところのお経のようなもので、神道では祝詞が読まれます。
祝詞を読むことを奏上といい、神社にお参りに行ったときに神主が祝詞を奏上している姿を見たことがある人もいると思います。
本来は神事のさいに神主が唱えるものですが、
宗教は関係なく普通の人が唱えても効力があります。もちろん霊感がなくても大丈夫です。
祝詞の効果
祝詞を読むだけで神様からのご加護やご利益を受け取ることができます。その理由は次の2つ。
祝詞を読むだけでお祓い効果がある理由
- 自分と神様を繋いでくれる
- 祝詞は神様を称える詞なので神様は喜ぶ
誰でも尊敬されたり褒められると嬉しいものです。
神様も同じで慕ってくれる人には好感を持ち、パワーを分け与えてくれます。
祝詞は唱えるだけで効果がある
祝詞はあくまでも神様に「今からお願い事をしますよ」と前置きする挨拶のようなものです。祝詞自体は特別な力を持っていません。
祝詞の効力の根源は
言霊の力です。
昔から言葉には魂があると伝えられ、
言葉を声に出すことが言霊となり神様にまで願いが届くとされています。
祝詞の種類
祝詞にはいくつかの州類があります。
代表的なものでは
神拝詞、神棚拝詞、略拝詞、大祓詞、禊祓詞などがあります。
ここではお祓い効果のある禊祓詞を紹介します。
禊祓詞の内容は
「全国にいる神様たち、恐れ多いのですがどうか私の罪と穢れを祓ってください」とお願いするものです。
この詞を口に出して読み上げることで言霊が神様に届き力を貸してくれるというわけです。
禊祓詞の読み方と効果
こちらが実際の禊祓詞になります。原文は宣命書き（漢字だけで書き分けられた文）ですが、読みやすいようにここでは仮名まじりで紹介します。
難しい漢字もあるのでひらがな訳もつけておきます。
禊祓詞の読み方
高天の原に神留ります 神魯岐 神魯美の命以ちて
皇御祖神伊邪那岐命
筑紫の 日向の 橘の 小門の 阿波岐原に
禊祓い給う時に 生れませる祓戸の 大神達
諸々の禍事罪穢を祓い給い 清め給えと 白す事の由を
天津神・国津神・八百万の 神等共に聞し食せと 恐み恐み白す
ひらがな訳
たかまのはらに かみつまります かむろぎ かむろみのみこともちて
すめみおやかむいざなぎのみこと
つくしの ひむかの たちばなの おどの あはぎはらに
みそぎはらいたまうときに あれませるはらいどの おおかみたち
もろもろの まがことつみけがれをはらいたまい きよめたまえと まをすことのよしを
あまつかみ・くにつかみ・やおよろずの かみたちともにきこしめせと かしこみかしこみまをす
禊祓詞の意味
古文が得意な人なら大丈夫と思いますが、普通の人にはちょっと難しいですよね。
しかし祝詞はただ読むだけではあまり効果がありません。
ちゃんと意味を理解して心を込めることで真価が発揮されます。
禊祓詞を現代語に訳するとこんな感じになります。
高天原にいらっしゃる男神様と女神様の命令を承った
天皇陛下の先祖神であるイザナギのみことが
筑紫の日向の小戸の阿波岐原で
禊を祓ったときに生まれた大神たち
さまざまな悪いことや罪穢れを祓い、清めてくださいと申し上げることを
天の神様、地の神様、ほか全ての神様も一緒にお聞きくださいと、恐れ多くも申し上げます
よく勘違いされていますが呼びかけているのは「イザナギのみこと」ではなく、
「イザナギのみことが身を清めたときに生まれた神様たち」です。
簡単にいうと「今からお願いするから聞いてね」という意味ですね。
神様たち～！悪いことが起こると困るから助けて～！お願いするんでちゃんと聞いてくださ～い！
禊祓詞の動画
禊祓詞を実際に読んでいる動画がYoutubeに公開されていたので貼っておきます。
少しノイズ混じりの音質ですが神職に携わる方なので臨場感があります。読み方の参考にしてみてください。
禊祓詞の効果
禊祓詞を含む祝詞は
言霊（言葉自体が持つ力）が宿っており口に出すだけで効果を発揮します。
禊祓詞には穢れ（けがれ）を祓ったり身体を清める効力があります。
こんなときに禊祓詞を読むと良いでしょう。
こんなときこそ禊祓詞を読んでみよう
- 嫌な気配を感じる
- 体が重い、体に違和感がある
- 心霊スポットに行ってしまった
また集中力を高める効果もあるので、大事な会議やプレゼンなど一大勝負の前に詠んでおくと成功率が高まります。
最後に
祝詞は心の中で唱えるだけでも効果はありますが、小さくても良いのでやはり実際に声に出したほうがより効果が高まります。
神様に言葉を伝えるという気持ちが大切です。
禊祓詞以外の祝詞を知りたい方はこちらの祝詞集を参考にしてみてください。
全てではありませんが、ほぼ全ての祝詞が掲載されているのでこの一冊を持っておけばバッチリです。
一般には知られていない特別な祝詞も収録されているので祝詞に興味がある人にオススメです。
お守りがわりに持っておくのも良いですね。
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