井戸の埋め立てが危険な理由。お祓いは業者に頼みましょう
90%の人がこの記事を「参考にする」と答えてくれました。投票ボタンは記事の最後にあります。
心霊的な理由
心霊的な考えでいくと井戸を埋めてはいけない理由はこのようになります。
神様が宿っている
井戸には水の神様が宿っているとの言い伝えがあります。白い蛇の形をしていて罔象女神(みずはめのかみ)と呼ばれています。
水は大切なものですから井戸を掘るときには「良い水をいつまでも安心して飲めるように」と祈願をしていました。
それなのに不要になったからと言って断りもなく井戸を潰してしまうのは罰当たりな行為ですよね。
生きるためのエネルギーを分け与えて貰ったのだからちゃんと神様に感謝をしましょうという昔の人からのメッセージだったのでしょう。
井戸に宿るのは神様だけじゃない
実は井戸には「井戸霊」と「木霊」も宿っています。そしてこれらの霊は悪霊よりもたちが悪い存在なのです。
そのため埋め立てるときはちゃんと除霊をしてからじゃないと工事関係者や持ち主に災いが起きてしまいます。
井戸で亡くなった被害者の霊
貞子は井戸に落とされて亡くなった少女の怨霊です。井戸で命を落とすという事件はなにも映画の世界だけとはいえません。
井戸はとても深いので誤って落ちても自力で登るのは困難ですし、運が悪いと誰にも発見されない恐れもあります。貞子のように突き落とされるケースもあったかもしれません。
そんな被害者たちの怨念を閉じ込めている井戸を潰してしまったらどうなるでしょうか。
怨霊が解放されてそこに住む人へ災いを齎すのは目に見えています。
多くの人の念が宿っている
昔の人にとって井戸は生活をするうえでかけがえのない存在でした。井戸への感謝の気持ちはどれだけ時間が過ぎても残り続けているはずです。
そんな有り難いものを壊すのは感謝の気持ちを無駄にしてしまう行為です。
そこにいる目には見えない方々を説得(祈祷)してようやく井戸を埋めることができます。
現代のように蛇口を捻るだけでいくらでも水が出てくるのはとても幸せなことだと思います。
物理的な理由
物理的な理由から井戸を埋め立ててはいけないと広まった可能性もあります。
井戸は繋がっている
井戸は川のように地面の中で繋がっています。そのため途中にある井戸を埋めてしまうと上流の井戸は水が溢れ、下流の井戸は枯れてしまいます。
それを防ぐために各井戸の配置を知っている人に相談して影響が出ないなら埋めても良いとされていました。
この「相談する」という行為がいつのまにか「お金を払って祈祷しないといけない」という風潮に変わったのかもしれませんね。
井戸は埋めてしまうとまた掘るのが大変
水が出なくなった井戸は埋めるしかありませんが、もしかしたらまた水が出るようになる可能性もゼロではありません。
新しい井戸を掘るには大変な労働力が必要です。それなら埋めずに水が戻るのを待ちましょうということです。
安易な気持ちで井戸を埋めてはいけないという考えだったのでしょう。
最後に
井戸を埋めてはいけない理由をざっと挙げるとこんな感じです。
物理的な理由でいえば昔の考えなので現代に持ってくる必要はないと思います。ですが心霊的な理由はちょっと気になるところです。
井戸を埋めるとしたら普通は解体屋さんなどの業者に頼むものです。工事中に事故があって困るのは業者さんです。
そのためお祓いは業者さんのほうで考えてくれるのが一般的です。
事前にお祓いを済ませておいてくれと頼まれるケースもありますのでお祓いをどうするのかは最初に相談をしておくといいでしょう。
「お祓いなんてやる必要ない」という業者は避けたほうがいいと思います。
自分で井戸を埋めようとお考えの方はいますか?もしいるなら神社に相談してお祓いをしてもらいましょう。
よろしければこの記事を「参考にする or しない」を教えてください。回答結果は記事の改善に役立てたいと思います。