質問 亡くなった人の写真を飾るのは悪いことなんですか?
私の家には祖母と愛犬が写っている写真を棚に飾っています。祖母と愛犬は仲が良くとても楽しそうに写っています。
去年、祖母が他界し、そのあとを追うように愛犬も亡くなりました。二人が亡くなったあとも写真は思い出として飾ってあります。
しかし先日、親戚が家にきたときに「死んだ人の写真をなんで置いてあるんだ?片付けなさい」と言われました。
急にそんなふうに言われて私たちはどうすればいいかと困っています。亡くなった人の写真を置くのはいけないのでしょうか?
答え 飾っても大丈夫です
亡くなった人やペットの写真を見える場所に置いておくのは悪いことではありません。
仏壇に遺影を置いておくのと同じように、写真立てに入れてリビングなど賑やかな場所に飾ってもなんの問題もありません。
ホコリがつかないように掃除はこまめにしてあげてください。
ただし写真を見て落ち込むのは良くありません
思い出として飾るのならとても良いことです。写真を見ながら家族と思い出話に浸るのも良いですね。
しかし、
写真を見て悲しんだりツラくなるなら一時的に隠しておいたほうがいいかもしれません。
残された人たちが悲しんでいると、亡くなった方も天国で心配になってしまいます。
写真を見ても落ち込まないというのが写真を飾っても大丈夫な条件です。
写真を飾るのはダメという人がいる理由
世の中には「亡くなった人の写真を飾るのはダメ」という人もいます。その理由には次のようなものがあります。
テレビや雑誌の影響
少し前にタレントの細木数子さんがテレビで「仏壇の中に亡くなった人の写真を置いてはいけない」と発言していたそうです。
こういったメディアの情報がいつのまにか「亡くなった人の写真を飾ってはいけない」と伝わっているのでしょう。
宗教によっては諸説あるのかもしれませんが、
少なくとも住人の方が納得しているのであれば問題はありません。
迷信や都市伝説
「亡くなった人の写真を飾っているとあの世に連れていかれる」という迷信を聞いたことがあります。
もちろんただの迷信なので気にする必要はありません。
風水的に縁起が悪い
風水では亡くなった人の写真は良いアイテムとされていないようです。
このあたりは「写真を飾ることのメリット(思い出、元気が出るなど)」と「運気」を天秤にかけて、どちらが良いか決めるしかないと思います。
風水を気にしない人にとっては関係のない話です。
写真を見て落ち込む人がいる
悲痛な事故など亡くなった理由によっては写真を見て悲しむ人がいるかもしれません。
そんな場合は
目の届かない場所に置くなどの気遣いが必要です。
親戚が家に訪問してくるときなどはトラブルを避けるために前もって隠しておくのが無難かもしれません。
気持ちの整理をするため
大切な人の死を引きずらないために、
あえて思い出の写真や物を置かない人もいます。
これは亡くなった人に対して愛情が薄かったわけではありません。
「もう別の世界の住人なのだから」と距離を置くことで気持ちの整理をつける方もいます。
もし同居人にそのような方がいるのなら、「写真を飾ろう」と説得をするのではなく、「それだけ好きだったんだ」と理解してあげてください。