健全な男子なら裸になった女性の霊を妄想すると思いますが、それが現実になることは残念ながらほぼありません。
理由は次の3つ。
幽霊が服を着ていない理由
- 幽霊は好きな姿になれる
- 幽霊といっても意識は人間
- 幽霊にも羞恥心がある
1つずつ解説していきます。
理由1. 幽霊は好きな姿になれる
老若男女問わず世の中には様々な幽霊がいます。
若いときに亡くなったら学生の幽霊、年老いて亡くなったら年寄りの幽霊になるようなイメージを持ってしまいがちです。
実は必ずしも
亡くなったときの姿のまま幽霊になるとは限らないのです。
幽霊の正体は残留思念(この世に残った思考)だという考えもあり、つまり生前に
強く印象に残っているときの姿で現れると考えられます。
老衰して亡くなったからといって必ず老人の幽霊に化けるのではなく、その方にとって一番記憶に残っているのが大学時代だったら大学生の恰好をして現れます。
幽霊は好きな姿になって現れることができます。
子供が大人の幽霊になることもある?
たとえば若くして命を落とした子供が将来の姿を想像して大人の幽霊になれるかと言えば、答えはNOです。
その理由は想像よりも
記憶のほうが意識に強く留まるからです。どんなにリアルな想像でも実際の経験には勝らないということですね。
好きな姿になれるといっても自分が経験した姿にしかなれません。
女装をした男性の霊はいたとしても、男性が女性の霊になることも不可能です。
理由2. 幽霊といっても意識は人間
目を閉じて自分の姿を想像してみてください。
想像の中のあなたは服を着ていますよね?
どんな方でも人前に出るときは必ず洋服を着ています。たとえ幽霊と言ってももとは生きている人間だったのですからその意識は変わりません。
より自分のイメージに近い姿となって現れるので、多くは普段着や印象が強く残っている恰好をしています。
軍人の霊が軍服の恰好をしているのはその時の姿が日常となっているからでしょう。
それなら露出狂の人が幽霊になったら裸なの?
「人前で露出をするのが趣味だった幽霊はハレンチな姿をしているんじゃないの?」と疑問に思う方もいると思います。
しかしどんなに裸になるのが趣味の人でも学校や仕事など日常では服を着ています。
趣味の時間よりも日常生活の時間のほうが長くなるのは当然ですから、やっぱり露出が好きだった人でも幽霊になったら服を着ています。
1年中ほぼ裸で過ごしているという人だったら幽霊になっても裸でいる可能性が高いです。
そんな風変りな人がいる可能性は限りなく0に近いと思いますが。
理由3. 幽霊にも羞恥心がある
これはちょっとした余談ですが、さまぁ~ずの三村さんが体験した話です。
三村さんは売れていない時代に安いアパートを借りていたそうですが実はそこはいわくつきのアパート。
ある日の夜、三村さんが寝ていると突然目の前に女性の幽霊が現れたそうです。
三村さんは一瞬驚いたけれども、すぐに「女だ!」と思ってなんと
幽霊のお尻をガバっと鷲掴みにしたとのこと。
霊は恥ずかしそうな顔をしてその場から消え、それ以来幽霊は現れなくなったそうです。
セクハラで幽霊を撃退するなんて三村さんらしいといえばらしいですね。
幽霊といっても意識は人間ですから恥ずかしいという気持ちも持っているのでしょう。
ここまでさんざん裸の幽霊がいない理由を語ってきましたが、
本当は裸の幽霊はいます。
「お前はなにを言っているんだ?」と突っ込まれそうですがもう少し聞いてください。
お気づきの方もいると思いますが、ここまでの説明は
「わざわざ裸になる必要がないよね」といっているだけです。
つまり裸の幽霊がいないことの証明にはなっていません。
さらにとある心霊スポットでは裸の霊が目撃されています。
金野井大橋では全裸姿の女性の霊が出没する
金野井大橋では女性の霊が度々目撃されています。
その姿はなんと全裸、あるいは下着姿なのだといいます。
なぜこの霊はそんな姿なのか
ここからは個人的な推測となります。
おそらくですがこの女性は日頃から服を着ていなかったというわけではないと思います。
さんざん説明してきたようにわざわざ裸になって現れる理由はありません。
となれば
自分の姿を気にする余裕もないほどなにか強い目的を持っていると考えられます。
その目的とはなにか・・・、この女性がなぜ成仏できないのか理由がわからないので断言はできませんが、
もしかすると強い怨念を持っているのではないでしょうか。
たとえば犯人に対する
復讐心といった恨みなど。犯人を探すために死の直前の恰好をして復讐しようと彷徨っていると考えると納得できます。
推測なので真意は定かではありません。
最初は裸の幽霊なんて存在しないと言っておいて最後には存在するという、なんとも分かりづらい説明になってしまいました。
混乱した方もいると思うので最後にまとめておきます。
服を着ている霊と裸の霊の違い
- 浮遊霊、自縛霊 → 裸になる必要はない
- 怨念を持った霊 → 自分の姿を気にしないほど強い恨みを抱いている
そのへんにさまよっているような無害の霊はほぼ服を着ています。
しかし人間に悪影響を与えてしまうような危険な霊はその限りではありません。
結局なにが言いたかったのかというと
もし裸の霊を見かけたら危ないのでさっさと逃げましょうってことです!